サイトマップ

                                         TOP>廃線跡の歩き方

 

廃線跡の歩き方・遊び方

 

入門編   ~どこへ行こう? どうやって行こう? どう回ろう?~

 

☆そもそも廃線跡ってどこにあるの?

①インターネットで「廃線跡」「旧線跡」などで検索する
②書店に置いてる「廃線歩き特集」の書籍などを参考にする
③テレビでの廃線歩き特集を見てみるなどで情報は集めることができます。その時にだいたいどれくらいの距離や時間を要するかを把握しておきましょう。現地への交通は、訪問地で周る方法で決められるのがよいでしょう。車なら現地まで来るまで向かうと便利ですし、徒歩やレンタサイクルなら電車の方が廃線跡歩きのイメージも沸きますしおススメです。

 

☆訪問地での周り方はどうすればいいの?

①徒歩 ゆっくりなので、車や自転車では見つけにくい遺構を発見する事がある。
②レンタサイクル 体力的に余裕があり、廃線跡だけでなく観光地を周ったりもできる。
③車 山岳地や長距離の廃線跡も周れる

それぞれに特長があるので、お好みで使い分けてください。

 

実践編  ~ここさえ押さえれば楽しさいっぱい~

 

☆持ち物はどんなもの!

①GPS付きの地図アプリ 道を間違うことはあっても迷子になることはなくなります。
②入門編で調べた、廃線跡のルートがある程度分かる資料 「ある程度」でいいんです。現地へ行けば意外と線路跡が分かるものなのです。
③インターネットからプリントアウトした地図など できれば廃線跡の記載が残っている地図があれば便利です。googleマップでしたら廃線から年数が経った路線でも地図上にそのまま載っているケースもあります。
④食べ物・飲み物 田舎の廃線跡の場合は、お店だけでなく自動販売機が無い地域もあります。特に暑い季節などは飲料類の確保には気をつけましょう。

 

☆線路跡って見れば分かるの?

鉄道車両は車に比べると、人間の想像以上に坂やカーブに弱いものです。道路に転用されてても、周りの他の道に比べて坂がなだらかだったり、ゆるやかなカーブが長く続く少し不自然な道になっているので区別がつきやすいです。線路がそのまま残っていたり、路盤が残っていたり、遊歩道になっているケースだと一目瞭然です。

 

☆お宝のヒントは、山・川・用水路

線路跡は、年数が経つほどに住宅地や道路に姿を変え、消えていく確率は高くなるものです。
しかし、場所によっては遺構が残りやすい場所があります

 

①山の中・・・山を開いた切り通し、トンネルは、住宅地から離れた場所にあることが多いので、手を加えられず残ることが多いのです。

②川べり・・・橋は鉄やコンクリート、レンガで頑丈に造られているので解体するのは大変。ですので廃線後もそのまま残されるケースは多いのです。橋桁だけが撤去されて川の中の橋脚が残るケース、川岸の橋台(橋桁を乗せる基礎部分)だけが残るケースもあります。

③用水路・・・意外と目立たないのですが、小さな用水路等に長さ1メートルにも満たない橋桁がかかっていた場所は、橋台がそのまま残っているケースは非常に多いです。建設が明治頃でしたらレンガ積みの遺構もあり、古い遺構が好きな方は要チェックのポイントです。

 

達人編 ~ここまで知れば立派な廃線ニスト~

 

☆最も適した季節は春と冬

冬は草が枯れているので、夏などでは茂みで歩きづらい場所でも歩きやすいですし、草に隠れていた橋台などの遺構が姿を現すことも多いのでいちばん適しています。春は草が伸びだしますが、どのぶん気候が暖かくなってくるので、適しているとも言えます。

 

☆夏は暑さと雷雨

秋は生物に注意 訪問地が山奥の場合は夏に夕立が来ることがあります。秋は越冬にそなえて生物が栄養集めに活動が盛んになります。気をつけましょう。

 

危機回避編

☆スズメバチが来た!

スズメバチは巣の中で役割分担が決まっていて、見張り番のハチが最初に寄ってきます。刺激することなくそーっと逃げましょう。

☆イノシシやシカが来た!

人間がそうであるように彼らも人間を恐れています。静かにその場を立ち去りましょう。

☆雷が来た!

ある意味、最強の敵です。遠くで音が聞こえたり稲光が見えたら、速やかに店舗や近くの駅などに避難させてもらいましょう。

☆不審人物に見られた!

多くの廃線跡は廃線ニストが訪れていて、住人さんもその存在は知っています(珍しがったり、興味本位で話しかけられることはたまにあります)。訪問理由を話せば問題ありませんが、それでも不審がる人がいれば立ち去る方がいいかもしれません。ちなみに管理人は、20か所以上の廃線跡を回っていますが、不審者扱いされたことはありません。

 

最後に・・・ 廃線跡を訪れることに最も近いのは、ハイキングです。町や自然の中を巡って、新たな発見に胸を躍らせる。その対象の中のメインとして廃線跡があるということなのです。みなさんも「世界で最も簡単で身近なタイムトリップ」に行ってみましょう!